2012.07.01 sun

新聞1面トップ 2012年7月1日

新聞1面トップ 2012年7月1日


讀賣新聞

【記事】 民主党分裂へ

  • 野田首相は6月30日、消費増税に関連する法案の衆議院本会議採決で反対票を投じた小沢元代表ら造反議員に対する処分問題で、輿石幹事長による小沢氏への慰留工作を事実上打ち切り、処分を発議する意向を表明した。7月2日に党役員会を開く。
  • 小沢氏も、党内に留まるのは不可能と判断し、離党届を2日に提出して新党結成に動き出す方針だ。
  • 離党者の規模は衆参合わせて50人を超える規模となる見通しで、民主党の分裂が確実となった。

(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/


朝日新聞

【記事】 物欲を税で抑える幸せの国  ~カオスの深淵

  • 「幸せの国ブータン」は、ふくらむ欲望を増税によって抑え込もうともがいている。
  • 自動車の購入時にかかる現行税率は最大50%だが、政府はそれを90%にまで引き上げる方針を打ち出した。大型増税の狙いは、車の急増にブレーキをかけることだ。最終的には大型車で20%、それ以下で5%の増税に決まった。
  • ティンレイ首相は、人々の消費欲を政府はコントロールできるかという質問に、「民主主義だから最後は人々の選択だ。政府は国民に、立ち止まって考えるよう訴えるしかないんだ」と答えている。

(朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/

【リグミのコメント】 ブータン国王夫妻が来日されたのは昨年の11月でした。ブータン・ブームが沸き起こり、「国民総幸福(GNH)」も話題になりました。物質的成長を目指すようになると、社会は変貌します。それは経済拡大策を取ったすべての国や地域が経験してきたことであり、ブータンも例外ではないのかもしれません。

おりしも6月にはブータンの歴史的建造物の寺院「ワンデュ・ポダン・ゾン」が焼失したというニュースが伝えられました。ティレイ首相は再建をすると宣言していますが、内相は「ブータンは小国であり財政的に再建は厳しい」とコメントしています(CNN)。

ブータンが掲げる国民総幸福(GNH)の理念は、「①公平で持続可能な発展 ②伝統文化の保全 ③環境の保護 ④良い政治」です。ブータンはGNHを体現する形で国を成長させられるのか、「物と心」のバランスが取れた社会をブータンの人々は創造できるか、小国の大胆な試みを応援する気持ちで見守りたいと思います。


毎日新聞

【記事】 春秋併存入学5校 ~東大と協議11大学へのアンケート調査

  • 東京大学が5年後を目途に導入を提唱する「学部生全面秋入学構想」で、東大が呼びかけて参集した11大学に、毎日新聞がアンケート調査をしたところ、5大学が「入学時期は春秋併存」を理想と考えていることが判明した。
  • 東大の全面秋入学方針については、3校が「賛同」、2校が「どちらかというと賛同」、4校が「どちらともいえない」、2校が「どちらかといえば賛同できない」という回答で、肯定的意見が5校(45%)であり、否定的意見が2校(18%)だった。
  • 秋入学構想が公になって約1年が経過したが、東大案で足並みをそろえることの難しさが浮き彫りになった。

(毎日jp http://mainichi.jp/

【リグミのコメント】 秋入学構想については、春秋併存とし、その上ですべての履修科目を半年単位で完結とすることで、学生が柔軟に学習プログラムを立てられるようにするのが時代のニーズに合っていると思います。

そして、より重要なテーマは、企業の大学新卒一括採用の慣行を大胆に改革することです。3年生から就活の準備に入り、それでも就職できない学生が多数に上る今の社会状況は明らかに歪んでいます。改革を大学に一任するのでなく、企業側も発言し「熟議」をしていくことを期待します。


日経新聞

【記事】 世界景気「拡大」34%に減少 ~社長100人へのアンケート結果

  • 日経新聞は6月30日、「社長100人アンケート」の結果をまとめた。世界景気は「緩やかながら拡大している」と回答した経営者は34.4%で、4月の調査から19.3ポイント下がった。
  • 景気改善の条件として、「欧州債務危機の後退」を挙げる回答が最も多かった。
  • 国内景気は「緩やかながら拡大している」が49.6%だったが、円高による収益悪化への警戒感が強い。

(日経Web刊 http://www.nikkei.com/

【リグミの補足】 国内景気についての社長100人の回答は、「緩やかながら拡大」49.6%と「横ばい」46.9%を合わせると96.5%が、現状維持以上とみています。半年前に比べて「良くなった」19.6%、「既に改善の兆しが見えてきた」39.1%です。背景には堅調な個人消費があるという認識を示しています。

一方、3ヵ月後は現在より「良くなっている」「改善の兆しが出ている」とする回答は計44.1%で、前回より31.6ポイント低下し、前回はゼロだった「悪化の兆しが出ている」「悪くなっている」が計6.3%になりました。この調査から見える景気の先行きは、やや不透明になってきている、という印象を受けます。


東京新聞

【記事】 わが家は電気代500円

  • 「節電で月の電気代は500円程度」という主婦の投稿が、5月末の東京新聞発言欄に載った。
  • 投稿を寄せた主婦の東さんは、洗濯機も冷蔵庫もない生活をしている。「ちょっと昔の暮らし方と同じ。慣れれば大丈夫。夫もそう言っています」
  • 東さんのお手本は大田区の一軒家に住む92歳の祖母。ものを大切に使い切るコツを学んだ。登山サークルで山小屋で過ごし、電気、ガス、水道のない生活ん経験も節電に生きている。


(TOKYO Web http://www.tokyo-np.co.jp/

【リグミから一言】 この記事に登場する主婦の東さんの節電取り組みはすごいです。三種の神器と呼ばれた「テレビ、冷蔵庫、洗濯機」が普及する前の1950年代の電気使用量はどの程度だったのでしょうか。